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働きながら介護福祉士の資格はとれる?経験15年の私が10分で解説

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働きながら介護福祉士の資格はとれる?経験15年の私が10分で解説

相談者
相談者
介護福祉士の資格をとりたいんだけど、働きながら資格はとれるのかな……

 

このように

「働きながら介護福祉士の資格を目指したい!」

という人は多いのではないでしょうか?

 

実はこの記事を読めば、「働きながら資格をとれるか?」という疑問が簡単に解決できます。

15年前に介護の仕事をはじめたとき、自分は同じ悩みを抱えていました。

いろんな経験をして資格を取得した今では、その疑問は解決できていますよ。

 

この記事で解決できる疑問・悩み

・働きながら介護福祉士の資格はとれるの?

・介護福祉士の受験資格を得る4つのルートについて

・介護福祉士の国家試験、概要や難易度について

・介護福祉士の資格ってメリットあるの?

 

この記事を読めば

「介護福祉士の資格は働きながらとれるのか?」

という疑問はすぐに解決できます。

 

さらに、受験資格や国家試験の勉強方法についても理解することができますよ。

 

この記事を書いた人:しゅうへい・ジャパン

職業:介護士兼ケアマネジャー

趣味:筋トレ、読書、アニメ鑑賞など

自分の実体験から、働きながらの資格取得についてお伝えします。

 

 

この記事の信頼性:介護福祉士、ケアマネ、社会福祉士の資格を取得しております。

 

 

 

 

働きながら「介護福祉士」の資格はとれるの?

結論からいいますと、働きながら介護福祉士の資格を取得することは可能です。

自分自身も働きながら資格を取得しましたし、会社の同僚や知人も働きながら資格をとっています。

 

社会人で受験資格を取得するには、介護の実務経験が必要なケースもあるんです。

介護の実務経験は試験で役に立つことが多く、経験やスキルも学べるので大きなメリットになりますよ。

 

しかし、働きながら資格を取る場合は、研修の時間や勉強時間を捻出しないといけません……

体験談からいいますと、それが結構大変になんですよね。

 

多くの人が働きながら資格を取得してますし、国家試験自体は合格率も高いので、計画的に行動すれば大丈夫!

働きながらでも介護福祉士の資格をすることは十分に可能です。

 

現在、介護の仕事をしている場合

介護福祉士の資格を目指す人で、現在介護の仕事をしている人は「実務経験ルート」がおすすめ。

後ほど「資格取得の4つのルート」について解説します。

 

3年実務経験をつみながら「実務者研修」を受講しましょう。

実務経験を経て研修を受講し、試験に合格すれば「介護福祉士」の資格がもらえます。

 

介護職以外の仕事から介護福祉士を目指す場合

介護以外の仕事から介護福祉士を目指すには、2つのルートがあります。

  1. 介護の仕事へ転職して、「実務経験3年+実務者研修」で受験資格を取得する
  2. 大学や専門学校などの「養成施設」を卒業して、受験資格を取得する

 

②のルートは、最短2年で資格をとれますが、その期間は仕事をする時間が限られてきます。

➀のルートでは、給料をもらいながら資格を目指せますよ。

➀では資格取得まで最低3年かかりますし、研修や勉強時間の捻出が難しくなってきますね。

 

どちらもメリットとデメリットがあるので、自分のライフスタイルなどにあったルートを選んでいきましょう。

 

 

別の記事にて「介護職の仕事について」お伝えしています。

介護経験のない人は、この記事を読めば、介護職の仕事内容のイメージがつかめますよ。

 

無資格や未経験でも「介護福祉士」は目指せるの?

無資格、未経験でも「介護福祉士」になれますよ。

 

  • 大学や専門学校に通えば、受験資格をえられます。
  • また、無資格から介護業界で働いて実務経験をつみ研修を受ければ、受験資格を得ることができますよ。

 

無資格・未経験だからといって、あきらめる必要はありません。

興味があれば、どんどんチャレンジしていきましょう!

 

無資格では入れない会社があったり、「実務者研修、初任者研修」の受講が必要な会社もあります。

 

働きながら介護福祉士の資格をとるには?

働きながら介護福祉士を目指すには、4つのルートが存在します。

 

介護福祉士受験資格取得ルート図

 

どのルートを選んでも、国家試験に合格する必要があります。

 

実技試験は免除のケースが多いですが

  • 福祉系高校ルートの一部
  • 経済連携協定(EPA)ルートの一部

この2つでは受験する必要がありますね。

 

各ルートについて、詳しくお伝えしていきます。

 

ルート➀:養成施設ルート

  • 文部科学大臣および厚生労働大臣が指定した学校
  • 都道府県知事が指定した養成施設

いずれかで、介護福祉士として必要な知識や技術をみにつけ卒業し、資格を目指すルートです。

 

養成施設とは、大学や短大、専門学校のことで、卒業後に受験資格をもらえます。

養成施設一覧はこちら→日本介護福祉士養成施設協会ホームページ

 

このコースが最短で受験資格を取得できるコースとなりますね。

※2年で介護福祉士の受験資格を取得できます。

 

社会人として働きながら養成施設に通うのは結構大変です……

夜間コースがある施設が限られますし、時間的・体力的にもハードになってきます。

 

ルート➁:実務経験ルート

介護職として働きながら介護福祉士の資格を目指すルートです。

受験資格を得るには、実務3年以上と実務者研修の受講が必須になりますね。

 

※実務経験3年とは……

従業期間3年(1,095日以上)かつ従事日数が540日以上。

 

働いて収入を得ながら、資格取得を目指せます。

実務の知識や経験は、国家試験で大いに役に立ちますよ。

 

このルートで介護福祉士の資格を目指す人が1番多いです。

 

ルート③:福祉系高校ルート

福祉系の高校か特例高校で、指定のカリキュラムを履修して卒業。

その後に介護福祉士の資格を目指します。

 

特例高校の場合、9カ月の実務経験が必要になります。

また、コースにより「実技試験」が必要ですね。

 

上記のルート図を見ればわかりますが、平成21年度でコースが分かれるので要注意です。

 

ルート④経済連携協定(EPA)ルート

一定の条件を満たした

  • インドネシア
  • フィリピン
  • ベトナム

上記の国籍の方が介護福祉士の資格を目指すルートになります。

 

資格を取得するには、実務3年に加えて以下のいずれかが必要になります。

  • 実技試験に合格
  • 介護技術講習
  • 介護過程
  • 実務者研修

 

経済連携協定ルートの試験問題の漢字にはフリガナがふられ、試験時間が1.5倍となります。

 

おすすめは「実務経験ルート」

働きながら資格取得を目指すなら「実務経験ルート」がおすすめです。

収入を得ながら資格を目指せるし、試験に必要な知識や技術を学ぶことができるからですね。

 

養成施設ルートのほうが短期間で受験資格を取得できますが、働きながらの卒業はかなりハードです。

さらに受験勉強もしなくてはいけません。

 

働きながら介護福祉士の資格を目指すなら、金銭的・体力的な面から考えて「実務経験ルート」が良いですよ。

 

実務経験ルートで必須である「実務者研修」について、下記の記事で詳しくお伝えしています。

 

介護福祉士の国家試験、概要や難易度について

国家試験を受ける際に、最初にやることは「受験の申し込みを行う」ことです。

必要書類、証明書などが必要になるので、早めに準備しておきましょう。

 

受験の手引きは社会福祉振興・試験センター」から取り寄せることができます。

 

介護福祉士の国家試験の概要について、少しお伝えしていきます。

 

介護福祉士国家試験の試験概要

試験日:毎年1月の下旬、日曜日に実施

出題形式:マークシート(五肢択一)

問題数:125問

試験時間:220分

(午前)10時00分~11時50分

(午後)13時45分~15時35分

合格基準:総得点の6割かつ指定の11科目の全てで得点する

受験手数料:18,380円

 

試験の難易度はどのくらい?

試験の合格率は、毎年約7割程度となっています。

 

過去5年間の介護福祉士試験、受験者数・合格者数・合格率

 

過去5年間の受験者数と合格者数・合格率の推移

平成29年 平成30年 令和元年 令和2年 令和3年
受験者数(万人) 7.63 9.26 9.46 8.40 8.44
合格者数(万人) 5.5 6.55 6.97 5.87 5.99
合格率(%) 72.1 70.8 73.7 69.9 71.0

 

追記:直近3年の受験者数と合格率はこちら

34回(令和4年) 35回(令和5年) 36回(令和6年)
受験者数(人) 83,082 79,151 74,595
合格者数(人) 60,099 66,711 61,747
合格率(%) 72.3 84.3 82.8

※直近の2年間は、合格率が8割を超えています。

 

自分も含めて、まわりでも1回の試験で合格している人が多いです。

しっかりと受験対策をすれば、合格は難しくないですよ。

 

過去の記事にて「介護福祉士試験の難易度」のついて詳しくお伝えしています。

 

どうやって勉強すれば良い?

試験対策の勉強については、大きく分けて2通りの方法があります。

  • 独学で勉強する
  • 通信・通学講座を利用する

 

どちらにもメリットとデメリットがあります。

かかる費用や勉強方法、スケジュールなども結構違いますね。

 

他の記事にて、使いやすい参考書や勉強方法などについてお伝えしているので、参考にしてみてください。

 

 

自分は独学で合格しました。

勉強期間は6ヵ月弱、参考書を読みながら過去問を解く、それの繰り返しですね。

 

また、自分自身で「ユーキャンの通信講座」を受講して勉強してみました。

下記の記事では、通信講座についてレビューしていますよ。

 

体験談から資格取得について語る!

資格を取得した自分から1つアドバイスしておくと

「介護の仕事をするのであれば、介護福祉士はとっておこう!」

ということです。

 

資格がなくても働ける施設や事業所は多くあります。

しかし、資格がないことで損することが多いんですよね。

資格手当・昇進・処遇改善金など、資格がないと得ることができないメリットは多くあります。

 

難しい資格ではないですし、収入やキャリアアップの面を考慮すると、デメリットよりメリットのほうがはるかに大きいです。

 

介護の仕事を続けようと思うなら、介護福祉士の資格はとっておくと良いですよ。

 

「介護福祉士の平均給与」のついて、下記の記事で解説しています。

 

「介護福祉士」の資格を取得するメリットとは?

上記では

「介護福祉士の資格は取得すべき!」

とお伝えしました。

 

具体的に自分が実感した「介護福祉士資格のメリット」は以下の項目になります。

 

介護福祉士の資格のメリット
  • 収入があがる
  • 社会的な信頼
  • 転職に有利
  • キャリアアップにつながる
  • 資格取得の過程での学びが多い

 

介護福祉士は介護系で唯一の国家資格になります。

有資格者と無資格では、やはり資格を持っている人が有利に働く点が多いと感じます。

 

資格を持っていれば、手当や処遇改善金などで収入が増えるし、さらなるキャリアアップも目指せます。

さらなるキャリアップ=ケアマネ、社会福祉士など

 

資格取得の勉強や研修も自分の成長につながるので、経験して損はありませんよ。

 

資格取得には、お金や時間が掛かります。

しかし、それを上回るメリットが必ずありますよ。

 

介護の仕事を続けていくのなら、「介護福祉士」の資格は取得しておきましょう!

 

「介護福祉士のメリット」のついて、下記の記事で詳しくお伝えしていますよ。

 

まとめ:働きながらでも大丈夫!実務経験を積み上げて介護福祉士をとろう!

介護福祉士の資格は働きながらでも取得できます。

方法は次の2通り

  • 養成施設を卒業して受験資格を取得する
  • 実務経験3年+実務者研修を経て受験資格を取得する

 

おすすめは「実務経験ルート」

収入を得ながら資格取得をめざせる点が大きなメリットとなります。

 

介護福祉士の受験資格を取得する4つのルートは以下の通りです。

介護福祉士受験資格取得ルート図

 

介護福祉士、受験資格取得ルート

  1. 養成施設ルート:指定の養成施設を卒業する
  2. 実務経験ルート:実務経験3年+実務者研修を受講
  3. 福祉系高校ルート:福祉系の高校を卒業する
  4. 経済連携協定ルート:一定の条件を満たした外国籍の人

 

介護福祉士の資格のメリット
  • 収入があがる
  • 社会的な信頼
  • 転職に有利
  • キャリアアップにつながる
  • 資格取得の過程での学びが多い

 

くり返しになりますが、介護福祉士の資格は働きながら取得することが可能です。

「実務経験ルート」で経験とスキルを積み重ね、収入を得ながら資格を目指すことをおすすめします。

 

しかし、働きながら研修に参加したり、試験勉強をするのは結構大変です……

受験期間の際は、「忙しくなる」ということは覚悟しておきましょう。

 

介護福祉士の資格は、それだけ努力して取得する価値があります!

 

 

今回はここまで。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

それではまた!