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介護福祉士の夜勤を介護歴15年で500日経験した私が10分で解説

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介護福祉士の夜勤を介護歴15年で500日経験した私が10分で解説

相談者
相談者
介護福祉士の仕事に興味あるけど、夜勤ができるか心配だなぁ…やっぱり大変なのかな?働く時間や業務内容はどうなんだろう?

 

介護福祉士の夜勤について、このような疑問や不安をもっている人もいるんではないでしょうか?

 

実はこの記事を読めば「介護福祉士の夜勤」について、業務内容などが簡単に分かります。

 

なぜなら、自分は現場の介護士として10年以上の経験があり、夜勤経験は500日を越えてるからですね。

自分の実体験から、介護福祉士の夜勤について、お伝えすることができるんです。

 

この記事で解決できる悩み・疑問

・夜勤の業務内容やタイムスケジュールについて

・夜勤をやるメリットとデメリット

・夜勤についてのQ&A

 

この記事を読めば、介護福祉士の夜勤についてが、とても簡単に分かりますよ。

 

この記事を書いた人:しゅうへい・ジャパン

職業:介護士兼ケアマネ

趣味:筋トレ、読書、旅行など

介護経験15年、夜勤500日の経験から、介護福祉士の夜勤についてお伝えします。

 

 

この記事の信頼性:介護福祉士、ケアマネ、社会福祉士の資格を所有してます。

 

 

もくじ

 

 

介護福祉士の夜勤、どんな仕事するの?

介護職の夜勤業務は、以下のような内容になります。

 

夜勤の業務内容
  • 就寝、起床介助:利用者さんに、夕食後の就寝介助、朝食前の起床介助を行う
  • 食事の準備、配膳:朝食や夕食の準備や配膳
  • 食事、服薬介助:夕食、朝食時の食事、服薬介助を行う
  • 夜間の巡視:夜間に1~2時間に1回、居室の巡回して安否確認をする
  • 排泄介助:オムツ交換やトイレ、ポータブルの介助
  • コール対応:ナースコールなどがあれば、都度対応する。
  • 記録業務:夜間中の利用者さんの様子、状態を記録する
  • 申し送り:引継ぎの職員に対して、夜間の様子を申し送りをする

 

介護職の夜勤業務は、大まかには上記のような業務内容となってますね。

 

この夜勤業務の中に、「おしぼりをたたむ」「ごみの清掃」など、こまかい仕事が入る場合もありますね。

業務内容は各事業所によってことなります。

 

すごく落ち着いている夜勤もあれば、コールがたくさん鳴ったり、急変する利用者さんがいたりで、忙しい日もあるんです。

 

介護福祉士の仕事内容については、別の記事で詳しくお伝えしています。

 

夜勤の「2交代制」と「3交代制」について

各事業所で、夜勤の働く時間数がことなるのでよく確認しておきましょう。

2交代制

日勤:9:00~18:00

夜勤:17:00~翌日10:00

 

3交代制

早番:7:00 ~ 16:00

遅番:12:00 ~ 21:00

夜勤:21:00 ~ 翌日7:00

 

事業所により、勤務時間は前後します。

 

「2交代制」は夜勤の勤務時間が長く、約2日分働くことになりますね。

「3交代制」はショート夜勤とも言われ、2交代制より短い勤務時間になります。

 

「2交代制」、「3交代制の」の休日の扱いについて

「2交代制」「3交代制」では、勤務時間も違えば、休日の扱いも違ってきます。

 

「2交代制」「3交代制」の休日の扱いについて

3交代制 2交代制
1日目 夜勤入り 夜勤入り
2日目 夜勤明け休み(公休) 夜勤明け
3日目 仕事or休み 休み(公休)

 

それぞれの特徴としては

2交代制

夜勤は長時間だけど、夜勤明けが仕事としてカウントされる。

休日は1日しっかり休めます。

 

3交代制

夜勤の勤務時間は短くて、体力面や精神面では負担が少ない。

しかし、夜勤明けが公休扱いなので、1日しっかり休めない休日もある。

 

それぞれの勤務の特徴を把握しておきましょう。

 

「どちらが良いか」は一概にはいえませんね……

自分はどちらも経験してますが、メリットとデメリットがそれぞれあります。

「夜勤の負担をとるか」or「しっかりとした1日休み」をとるか、自分の好みですね。

 

夜勤中の人員配置について

夜勤の人員配置は、規定により決まっています。

 

従来型の施設(個室ではなく多床室の施設)

利用者数 夜勤人員数
25人以下 1名以上
26~60名 2名以上
61~80名 3名以上
81~100名 4名以上
101名以上 4名+α

 

α=入所者の数が100を超えて25またはその端数を増すごとに1を加えて得た数以上

 

ユニット型の施設

入居者の数の合計数が20名、またはその端数を増すごとに1名以上

 

夜勤のときは、概ね10~20人ほどの利用者さんを1人で対応する施設が多いです。

 

介護福祉士の夜勤、どんなタイムスケジュール?

夜勤のときに、実際にはどんなスケジュールで働くのかお伝えしていきます。

2交代制と3交代制で働く時間が違うので、タイムスケジュールも違ってくるんですよね。

 

就寝介助や食事介助の部分が変わってくるので、確認してみてください。

 

2交代制の夜勤タイムスケジュール

 

17:00~ 申し送り

勤務開始、日中の職員より申し送りを受けたり、記録用紙から利用者さんの日中の様子・状態を把握したりします。

 

17:20~ 夕食準備、配膳

夕食の準備、配膳をします。

利用者さんの食席への誘導も並行して行っていきますね。

 

18:00~ 食事介助、見守り

食事の自力摂取が難しい人の介助、自分摂取可能な人の見守りなど行います。

 

18:30~ 服薬介助、口腔ケア

食事が終わった人に薬を飲んでもらい、服薬後に居室へ誘導して口腔ケアを行います。

自分で口腔ケアを行う人には、声掛けで促していきます。

 

19:30~ 就寝介助、排泄介助

口腔ケアが終わった利用者さんから、トイレに行く人は誘導していきます。

オムツ対応の人は、パジャマに更衣したあとにベッドに横になり、排泄介助を行います。

 

20:30~21:00 記録業務

夕食時の利用者さんの様子や状態、排泄の有無などを記録していきます。

 

21:00~ 1時間1回ほどの巡視、安否確認、コール対応

21時頃までは日勤帯の職員がいることが多いですが、この時間からは夜勤者が対応していきます。

夜勤中は安否確認のため、1時間に1回程度、居室を巡回して利用者さんの様子観察を行いますね。

また、コールの対応や、トイレに起きてきた人などに対応していきます。

 

23:00~ 排泄介助

トイレ介助の利用者さんに声をかけ誘導したり、オムツ対応の人の排泄介助をしたりします。

※声をかけないとトイレに行かない利用者さんに、声をかけていきます。

 

24:00~4:00 休憩、記録業務

他の夜勤職員と交代で2時間ほど休憩します。

他の職員が休憩中は、コール対応する利用者さんが多くなるので、精神的に張り詰める時間帯になりますね……

コール対応の合間に記録業務を行います。

 

5:00~ 排泄介助、起床介助

23時台と同様に、トイレ・オムツ対応の利用者さんの排泄介助を行います。

また、この時間くらいから起きてくる利用者さんも多いので、更衣や整容の介助も行っていきます。

 

6:00~ 起床介助、排泄介助

朝トイレに行く人を誘導したり、全介助の人など車椅子に移乗したりと、排泄や起床の介助をしていきます。

 

7:00~ 朝食準備、誘導

利用者さんをリビングに誘導したり、朝食の準備をしたりします。

 

7:00~9:00 食事、服薬介助、口腔ケア

夕食時同様に、食事の介助と服薬介助、食事が終わった利用者さんから口腔ケアを行います。

この時間帯、眠さと疲労で頭がまわってないことが多いです。

食事中の事故や、薬の間違いなどに注意!

 

9:00~ 記録、申し送り、水分補給

夜間の記録をつけたり、時間があれば10時の水分補給の準備などを行います。

日勤帯の職員に、夜間帯の申し送りを行います。

 

10:00~ 業務終了

 

以上が「2交代制」の夜勤業務タイムスケジュールになります。

 

3交代制の夜勤のタイムスケジュール

夜勤の時間が短い「3交代制」のタイムスケジュールですが、働く時間が違うだけで、仕事内容はほぼ変わりません。

 

上記の「2交代制」のスケジュールのうち、「21:00~翌日7:00」の業務内容を行います。

 

業務時間自体が短いので、精神的、肉体的な疲労は少なくなってますね。

 

しかし、7時に退勤する日が「公休」扱いなので、しっかりと休みを満喫できない点がデメリットとなります。

 

介護福祉士の夜勤をやるメリットってなに?

「介護職の夜勤って大変なんでしょ?メリットなんかあるの?」

と思う人も多いかと思いますが、実は夜勤のメリットはいくつかあるんです。

 

自分が実際に500日以上、夜勤をやって感じるメリットを5つを紹介していきます。

 

夜勤をやるメリット5選
  • 夜勤手当がもらえる
  • 平日にも時間ができる
  • 就職先の選択肢が広がる
  • 日勤帯より業務が穏やかなことが多い
  • 利用者さんの1日のリズムが把握できる

 

夜間に働くということは、心身ともに疲弊します。

しかし、頑張って働く分のメリットもあるんですよ。

 

上記の「夜勤をやるメリット5つ」について、より具体的に解説していきます。

 

夜勤のメリット➀:夜勤手当がもらえる

夜勤をやると「夜勤手当」がもらえることが、夜勤の大きなメリットの1つです。

事業所により夜勤手当の金額はことなりますが、「1回5,000円~8,000円」くらいが多いようですね。

 

施設によって、「1回10,000円」の手当がもらえる場合もあります。

 

夜勤に月4回入れば、20,000円~32,000円ほどの収入になりますよね。

 

夜勤手当がもらえるという部分が、夜勤をやるメリットの1です。

 

夜勤のメリット②:平日にも時間ができる

夜勤業務を行うようになると、夜勤の前や夜勤明けに時間ができます。

介護の仕事は平日も休日も関係なく夜勤に入るので、銀行や役所などに行くこともできますね。

 

平日のほうが休日より空いてるところが多いので、時間を効率よく使えます。

遊びに行くことも、自分の用事も平日に行うことが可能です。

 

平日に時間が使える部分が、夜勤をやるメリットの1つだといえます。。

 

夜勤のメリット③:就職先の選択肢が広がる

介護職の正職員として働くには、夜勤業務が必須な事業所もあります。

介護施設では夜勤業務があり、常勤は夜勤をやることが多いですね。

 

デイサービス職員やヘルパーなど、夜勤をやらない介護職も多くありますが、給料は施設より低めです。

施設職員の常勤で「夜勤なし」の求人も時折ありますが、募集はあまり多くありませんね。。

 

介護の仕事は夜勤ができたほうが、就職の選択肢は広いのが現状なんです。

 

介護福祉士の転職について、下記の記事で詳しく解説していますよ。

 

夜勤のメリット④:日勤帯より業務が穏やかな日が多い

夜勤業務は、本来寝ている時間帯に仕事をするので、体力面、精神面はかなり疲弊します。

しかし、21時頃に利用者さんが眠ったあとは、排泄介助と巡視以外は落ち着いてることも多いですよ。

 

日勤帯では、食事が終われば口腔ケアして、排泄介助して起こして水分補給など、仕事が忙しい。

夜間帯は、夜間に1~2回ほど排泄介助にまわり、巡視をしたり記録をつけたりします。

 

日によって忙しい日もありますが、穏やかに自分のペースで仕事できるのも、夜勤のメリットの1つです。

 

夜勤のメリット⑤:利用者さんの1日のリズムが把握できる

日勤帯だけしか働かないと、利用者さんの夜間の様子が分かりません。

夜間中の様子、状態を知っておくと、日中の支援の方法も変わり、柔軟な対応ができるようになります。

 

「この人は早く起きるから、日中少し横になってもらおう」

「この人は夜間あまり眠れてないから、朝ごはんは少し遅めにしよう」

など、支援の幅が広がるんです。

 

夜間を含めた「1人の利用者さんの生活リズムを知る」って、かなり大事になってきますよ。

 

 

夜勤だけでなく、「介護福祉士の仕事のメリット」について、別の記事でお伝えしています。

良かったら、参考にしてみてください。

 

介護福祉士の夜勤のデメリットとは?

残念ですが、夜勤のメリットがあればデメリットも存在してしまうんです……

夜勤業務は、基本は1人で利用者さん20人ほどの対応をします。

体力、精神的に疲れることが多いです。

 

実際に夜勤をやっていてのデメリットを5つ、お伝えしていきます。

 

夜勤のデメリット5選
  • 体力的にしんどい
  • 生活リズムが崩れる
  • 長時間勤務になる
  • 1人で勤務することによる精神的不安
  • 緊急時の対応に困惑する

 

夜間の1人での業務は、良い部分もあれば、デメリットと感じる部分もあるんですよね。

多くの利用者さんの排泄介助をしたり、安否確認をしたりで、心も体も疲れるんです。

 

介護職の夜勤についてのデメリット、1個づつ解説していきます。

 

夜勤のデメリット➊:体力的にキツい

夜勤に慣れてくると少しは軽減しますが、やはり「夜に働く」ということ自体しんどいです。

気が張ってるし、日によってコールが頻繁になる夜勤もあります。

 

そんな日は気持ちもあせるし、体力的にかなりしんどいですね。

オムツ交換も、延べ人数20~30人ほどやる場合もありますし、途中でトイレに呼ばれることも多い。

 

メリットの部分で「穏やか」と書きましたが、「夜間に仕事してる」ということ自体が大変な部分がありますね。

 

夜勤のデメリット❷:生活リズムが崩れる

仕事で夜勤がない場合は、「朝に起きて夜に寝る」という規則的な生活になりますよね。

 

夜勤があると、その普段の生活リズムが崩れてしまいます。

 

仕事終わりのお昼ごろに寝たり、少し用事を済ませた夕方ごろに寝たりと、休む時間帯がバラバラになります。

その影響からか、夜間に良く眠れずに、次の日も疲労がとれないことも多いです。

 

夜勤をやると、生活リズムが崩れることがデメリットの1つですね。

 

夜勤のデメリット❸:長時間勤務になる

これは事業所によってなんですが、「2交代制」の場合、夜勤は約16時間と長時間労働になります。

 

夜勤入り→夜勤明け→休み

このように続くのですが、やはり「16時間勤務」はかなりハードな勤務です……

 

自分の場合は、夜勤明けには頭がぼーっとしてる状態が続き、1日寝ていることが多かったです。

夜勤がハードだと、次の休みにも疲れがとれず、1日横になってました。

 

長時間の拘束で、眠気や疲労との戦いの部分が、夜勤のつらいところです。

 

夜勤のデメリット❹:1人で勤務することによる精神的不安

施設の夜勤は、利用者さん20人に対して1人の職員が配置されます。

1フロアに1人という配置になる施設も多いです。

 

施設自体には数人の職員がいますが、「フロアには自分しかいない」ということが結構プレッシャーなんですよね。

特に夜勤に慣れない場合は、不安が大きいと思います。

 

「自分1人で全て業務をこなす」

そう気負わずに、困ったことがあれば、他の職員にヘルプを頼んだり相談したりしましょう。

 

夜勤のデメリット❺:緊急時の対応に困る

夜勤中は、本当にいろんなことが起こります。

夜勤中のイレギュラー

  • 利用者さんの事故や体調の変化
  • 帰宅願望が強くなり上手く対応できない
  • 歩行不安定な利用者さんが歩きまわってしまう。

 

日中に見られない状況に困惑して、自分では対処できない場合も多いです。

そんな時はナースに連絡したり、他の夜勤者と相談したりと、落ち着いての対応が必要になってきます。

 

慣れないうちは難しいですが、「落ち着いて対応する」という意識が大切です。

 

夜勤業務を行うときのポイント

介護業界に入り15年で、夜勤は約500日やってきました。

そんな自分が

「夜勤業務をやるなら、こういう点をおさえよう」

というポイントをお伝えしていきます。

 

お伝えするポイントを実践して頂ければ、体の負担や夜勤の精神的な負担も、いくらか軽減されますよ。

 

夜勤をやるときのポイント5選
  • 夜勤前日はしっかりと寝ること
  • 昼寝も取り入れる
  • 休憩時間や空き時間は、体をしっかり休める
  • 夜勤前や夜勤中、夜勤明けの食事に注意
  • 夜勤中のトラブルには慌てずに対応する

 

聞けば当たり前と思うかもしれませんが、実際にやる・やらないでは、自分のコンディションが大きく違ってきます。

 

それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。

 

夜勤の前日はしっかりと寝ること

夜勤の出勤時間は、だいたいは下記の時間くらいになります。

  • 2交代制…17:00
  • 3交代制…21:00

 

時間に余裕があるので、前日の夜は「夜更かし」しがちなんです。

しかし、前日の夜更かしはおすすめしません。

 

日勤帯と同じくらいの時間に寝て、最低でも7~8時間くらいの睡眠をとる。

すると、夜勤中に少し眠くても、夜勤明けの疲れが軽減されるんですよね。

 

昼寝も取り入れる

夜勤の前日に7~8時間は寝る。

さらに、夜勤当日には、お昼ごろに2~3時間ほどの昼寝を取り入れましょう。

 

夜勤中の仕事のパフォーマンスアップにつながりますし、夜勤中や夜勤明けの疲労の軽減になります。

 

「夜勤業務は夜勤の前から始まっている!」

という意識で取り組むと、肉体的・精神的な疲労軽減につながりますよ。

 

休憩時間や空き時間には体を休める

基本的には、16時間の夜勤では2時間8時間の夜勤では1時間ほどの休憩時間があります。

業務の関係上、とれないこともあるかもしれませんが……

 

休憩中に記録業務、会議の議事録など、書類仕事をする職員さんもいます。

しかし個人的には体を横にして目を閉じ、休むことをおすすめしますね。

 

休憩中や空き時間にしっかりやすむことで、体力も回復しますし、頭も体もスッキリして仕事に集中できますよ。

 

夜勤前や夜勤中、夜勤明けの食事に要注意!

自分は仕事のストレスや変則勤務で、介護職に転職して、瞬く間に10kgほど体重が増えました。

その大きな原因の1つが「夜勤前、夜勤中、夜勤明け」の食事にあります。

 

  • 夜勤前は「これから動くから」という理由でたくさん食べる
  • 夜勤中は、少し時間があくと、手軽に食べれるチョコなんかをパクパク食べる
  • 夜勤明けでは「仕事頑張ったから」と、頭がボーっとするなか、いつもの3倍くらい食べてしまう。

 

これらの食生活は健康に悪しいし、介護の仕事を続ける弊害にもなってきます。

夜勤中や前後の食生活は、いつも以上に注意しておきましょう。

 

夜勤中のトラブルには慌てずに対応する

こう言われても、慣れないうちは難しいですよね。

 

しかし、しっかり意識しておくことで、少しづつトラブルに対してスムーズに対応できます。

さらに、精神的に不安になることも少なくなるんですよね。

 

夜勤中に慌てないようにするためのポイント

  • 夜間の対応マニュアルなどが必ずあるので確認しておくこと
  • 1人で夜勤をやる前に、トラブル時の対応について先輩職員にしっかり確認しておく
  • 自分で判断できないときは、他の夜勤者やオンコールのナースと相談して対応する

 

冷静さを欠くと、普通にできる判断も難しくなります。

フロアには1人でも介護はチームでやるので、そのことは意識しておきましょう。

 

介護福祉士の夜勤、Q&A

自分は約15年前に、介護業界に転職しました。

介護の仕事自体もそうですが、夜勤業務に関して不安や疑問がいくつかあったんです。

 

そのときに抱いていた、疑問や悩みについて「Q&A方式」でお伝えしていきますね。

自分が抱いていた疑問や悩みは次の7項目です

 

介護福祉士の夜勤Q&A
  • 夜勤業務の何が1番大変?
  • 「夜勤手当」の金額はいくら?
  • 夜勤はいきなり1人でやるの?
  • 無資格でも夜勤はできる?
  • 「夜勤なし」でも常勤になれる?
  • 体力的に夜勤をやる自信がないんだけど…
  • 時間があいたら何してる?

 

それぞれの質問、悩みについて解説していきます。

 

Q:夜勤業務の何が1番大変?

A:トラブル時の対応が1番困ります

自分が夜勤をしていて困るのが「トラブル時の対応」です。

利用者さんごとに状況も違えば対応も違ので、その都度正解が違うからですね。

 

介護経験15年ですが、今でも上手く対応できないこともあります。

自分1人で解決しようとせず

  • 他の夜勤者に聞く
  • ナースに電話する

仲間と一緒に対応するようにしましょう。

 

Q:「夜勤手当」の金額はいくら?

A:事業所によって違うが5,000円~8,000円ほどが多い

夜勤手当の金額は、事業所によって違います。

ネットで見たり、自分の知り合いに聞いたりしても5,000円~8,000円ほどが多いみたいですね。

 

夜勤の回数も事業所ごとに違ってきますが、月に4回やれば20,000円~32,000円ほどの手当てがつきます。

 

介護福祉士の給与について、別の記事で詳しくお伝えしています。

 

Q:夜勤はいきなり1人でやるの?

A:最初の2~3回くらいは、先輩職員と一緒に夜勤をやることが多い

流れとしては、日中の勤務が一通りできるようになったら、夜勤に入っていくイメージです。

事業所ごとに新人教育のスケジューリングが違うので、一概には言えませんが…

 

いきなり夜勤を1人でやるという事業所は、聞いたことがありませんね。

2~3回ほど先輩職員がついて指導してくれます。

 

3回目は先輩が付き添いながら業務は1人でやって、次から「独り立ち」という流れになってきますね。

 

Q:無資格でも夜勤はできる?

A:介護の資格がなくても、夜勤はできます。

福祉系の資格がなくても、介護の夜勤業務はできますよ。

しかし、事事業所のルールで「無資格者は夜勤業務につけない」という場合もあります。

 

夜勤ができないと、常勤職員になれない事業所もあるんです。

常勤を目指すなら「初任者研修」「実務者研修」の資格をとっておくと良いですよ。

 

実務者研修の詳しい内容の記事はこちらです。

良かったら、参考にしてみてください。

 

Q:「夜勤なし」でも常勤になれる?

A:「夜勤なし」の常勤を募集してる施設もあります

施設介護では夜勤業務を行うことが多いです。

しかし、どこの事業所も「介護の人手不足」が深刻化してるので、働きかたの多様化が求められてます。

 

「夜勤なしの常勤職員」を募集してる施設もいくつかあります。

 

しかし、あまり募集自体が多いとはいえませんね。

夜勤をしないとなると、常勤で働くには勤め先が限定されてしまうのが現状です。

 

Q:体力的に夜勤をやる自信がないんだけど…

A:仕事に慣れれば大丈夫!60歳すぎても夜勤やってる人は多いです

「誰でも夜勤はできる!」とは言いませんが、慣れてくれば、体力的な部分はなんとかなります。

 

実際に自分が働いている施設では、60歳を過ぎても夜勤をやってる職員は数名いますし、50代となると、結構多いです。

 

小柄な60代の女性でも夜勤はできてるので、「夜間に働く」ということに慣れれば大丈夫ですよ。

 

体力に自信がないなら筋トレがおすすめです!

「筋トレの目的について」記事を書いたので、良かったら読んでみてください。

 

Q:時間があいたら何してる?

A:休憩したり、書類仕事したり、自分の仕事したり色々です

夜勤の状況によりますが、本当に落ち着いていて、コールがほとんどならない平穏な夜勤がたまにあります。

そんなときは

  • 目を閉じて体を休める
  • 記録や報告書など、書類仕事をする
  • たまっている仕事をする   など

 

いろんなことしてるのが現状ですね。

夜勤はいつも忙しいわけではなく、波があるので休憩や記録業務ができるときも多いですよ。

 

介護福祉士の夜勤について、まとめ:夜勤のメリットやデメリットを把握し、ポイントおさえれば夜勤は怖くない!

夜勤中の業務については、以下のような内容になっています。

 

夜勤の業務内容
  • 就寝、起床介助:利用者さんに、夕食後の就寝介助、朝食前の起床介助を行う
  • 食事の準備、配膳:朝食や夕食の準備や配膳
  • 食事、服薬介助:夕食、朝食時の食事、服薬介助を行う
  • 夜間の巡視:夜間に1~2時間に1回、居室の巡回して安否確認
  • 排泄介助:オムツ交換やトイレ、ポータブルの介助を行う
  • 記録業務:夜間中の利用者さんの様子、状態を記録する
  • 申し送り:引継ぎの職員に対して、夜間の様子を申し送りをする

 

夜勤の「2交代制」、「3交代制」について

働く時間帯

2交代制 3交代制
日勤:9:00~18:00 早番:7:00 ~ 16:00
夜勤:17:00~翌日10:00 遅番:12:00 ~ 21:00
夜勤:21:00 ~ 翌日7:00

 

休日のとり扱いについて

3交代制 2交代制
1日目 夜勤入り 夜勤入り
2日目 夜勤明け休み(公休) 夜勤明け
3日目 仕事or休み 休み(公休)

 

夜勤をやるメリット5選
  • 夜勤手当がもらえる
  • 平日にも時間ができる
  • 就職先の選択肢が広がる
  • 日勤帯より業務が穏やかなことが多い
  • 利用者さんの1日のリズムが把握できる

 

夜勤のデメリット5選
  • 体力的にしんどい
  • 生活リズムが崩れる
  • 長時間勤務になる
  • 1人で勤務することによる精神的不安
  • 緊急時の対応に困惑する

 

夜勤をやるときのポイント5選
  • 夜勤前日はしっかりと寝ること
  • 昼寝も取り入れる
  • 休憩時間や空き時間は、体をしっかり休める
  • 夜勤前や夜勤中、夜勤明けの食事に注意
  • 夜勤中のトラブルには慌てずに対応する

 

夜勤についてのQ&A

夜勤についての質問 答え
夜勤で1番大変なことは? 急なトラブルの対応
「夜勤手当」の金額は? 5,000円~8,000円ほど
夜勤はいきなり1人でやる? 2~3回は先輩と一緒
無資格でも夜勤はできるの? 無資格でもできる
夜勤なしでも常勤になれる? 募集してる事業所もある
体力的に自信がない… 慣れれば大丈夫!
時間空いたら何してる? 休憩したり、事務仕事したり

 

夜勤業務は働く時間が長いことや、フロアで1人で働くという部分で、体力的、精神的にもハードな面が多いです。

 

しかし、慣れてくれば、自分で仕事を組み立てられるし、お金や休みの面でのメリットもあるんですよね。

 

この記事に書いてあるポイントをつかんで頂ければ、体力・精神的に負担を減らすことができます。

 

夜勤のメリットとデメリットを把握し、ポイントさえつかめば、必ずスムーズに業務をこなせますよ。

 

 

長文読んで頂き、ありがとうございます。

今回はここまで

 

それではまた!