これだけ勉強すればOK!介護福祉士試験おすすめテキスト2冊を紹介
介護福祉士の国家試験の勉強をするときに、このような悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか?
実はこの記事を読めば、「どんなテキストで試験勉強すれば良いか」が簡単に理解できるんです。
理由は、実際に自分自身がそのテキストを使用して、介護福祉士試験に1回で合格できているからですね。
・介護福祉士試験の勉強におすすめなテキスト
・テキストを使用したおすすめ勉強法
・介護福祉士の試験概要
この記事を読んで頂ければ、どんな参考書でどのような勉強をすれば良いかが、簡単に把握できますよ!
この記事を書いた人:しゅうへい・ジャパン
趣味:筋トレ、読書
職業:介護士兼ケアマネジャー
介護福祉士試験1発合格の経験から、勉強におすすめの参考書や勉強方法をお伝えします
この記事の信頼性:介護福祉士・ケアマネ・社会福祉士の資格を所有しています。
介護福祉士試験のおすすめテキストはこの2冊!
介護福祉士の試験勉強をするときに使用する参考書で、自分がおすすめなのは次の2冊です。
- ユーキャンの介護福祉士 速習テキスト&重要問題集
- ユーキャンの介護福祉士 よくわかる!過去5年問題集
どちらもユーキャンのテキストで、参考書と過去問集の2冊になります。
ユーキャンの参考書を選んだ理由は以下の2点。
・会社の同僚がこの参考書で勉強した結果、1回で試験に合格しているから
・書店で手に取って確認したら図解や解説が丁寧で、とても分かりやすくスムーズに勉強できると思ったから
図解やグラフなどが多く視覚的にも理解しやすいし、問題集は1問ごとに丁寧な解説が記載されています。
実際にこの2冊を購入し、何度も繰り返し勉強した結果、1回で試験に受かることができました。
テキストは見て分かりやすく、問題集を読んでもスムーズに理解できる。
ユーキャンの「速習テキスト&重要問題集」と「過去5年問題集」
この2冊をしっかりと勉強しておけば、試験本番でもしっかり結果残せます!
ユーキャンの介護福祉士 速習テキスト&重要問題集
「速習テキスト&重要問題集」はフルカラーの図解であり、グラフなども多く記載されていて読みやすいです。
テキストの最後には「テーマ別過去問&予想問題」もいくつか記載してあり、その部分も勉強になりますね。
1つの分野を勉強☞過去&予想問題で知識の確認
といったインプットからアウトプットがスムーズにできる点が、この参考書の良いところです。
ユーキャンの介護福祉士 過去5年問題集
過去5年分の介護福祉士試験の過去問をまとめた参考書です。
ユーキャンの過去問は、1ページに問題と解説が記載されており、5つある選択肢1つひとつに対して解説が書いてあります。
さらに
- 1つの問題に対して「学ぶポイント」がそれぞれ記載されている。
- 事例問題を解くポイントが適宜解説されている。
丁寧な解説と、分かりやすい図解のおかげでスムーズに勉強できます。
参考書と過去問は同じ出版社で統一したほうが、リンクする部分もあるので使いやすいですよ。
毎年4月ごろに2冊とも販売になりますので、気になるかたはチェックしてみてください。
その他の参考書でおすすめはこれ!
基本的には上記に紹介した参考書
- ユーキャンの介護福祉士 速習テキスト&重要問題集
- ユーキャンの介護福祉士 過去5年問題集
この2冊だけで基本OKです。
しかし、試験範囲の勉強が早く終わり余力のある人は
「ユーキャンの一問一答」
このテキストで多くの問題に触れると、さらに試験合格に近づくことができます。
また
「ユーキャンの参考書、自分には少し分かりにくいかも……」
なんて人は……
中央法規の「見て覚える!国試ナビ」と「過去問解説集」をチェックしてみてください。
①余力がある、勉強時間が多く確保できる人
ユーキャンの1問1答は850問の問題が掲載されており、〇×で答える形式となっています。
このテキストだけ勉強するのではなく、あくまでも補足的な役割で使用してくださいね。
②中央法規のの問題集や過去問で勉強したい人
こんな人には、中央法規のテキストと過去問がおすすめです。
中央法規の参考書は、社会福祉士試験のときにお世話になりました。
中央法規の「国試ナビ」はフルカラーで図解が多い参考書です。
「見て覚える!」と表紙に書いてあるだけあって、視覚的にとても分かりやすくなっていますよ。
中央法規の過去問に関しては、過去3年分の問題になります。
1問づつに「問題を解くポイント」が詳しく解説されているので、知識としても残りやすいテキストになってますよ。
中央法規のテキストはユーキャンと比べて大きめなので、文字や表が見やすいのが特徴ですね。
介護福祉士試験のテキストを使用したおすすめ勉強法
紹介する勉強法は、とてもシンプル
- テキストを5周読み込む
- 過去問を5周解く
これ2つだけですね。
オーソドックスで多くの人が実践していると思いますが、この方法が王道です。
「楽に」・「短時間で」・「簡単に」試験に受かる裏技や近道などはありません。
自分はこの方法、インプットとアウトプットの繰り返しで試験に合格しています。
・読んで知識を蓄えるだけでは、その知識をどのように使うか分からない
・問題を解くだけだと、言葉の意味やその問題の意図が理解できない
だから、参考書で知識をインプットし、過去問でアウトプットする必要があるんです。
参考書を読み問題を解く、この2つについて少し詳しく説明していきますね。
参考書を5周読み、知識を蓄える
参考書は最低でも3周、できれば5周は読んでおきたいところです。
もちろんただ読むのではなく、しっかりと知識としてインプットしながら読むことが前提となります。
インプットする時のポイントが3つ
- 読むときには声に出して読む
- 重要な部分はマーカーを引く
- 1日後、1週間後、1か月後に復習する
目で字を読むだけでなく、音読した方が脳の色々な機能を使うため、読解力が増すと言われています。
またマーカーで線を引きながら読むと、再度読むときにポイントを理解しやすいメリットあるんです。
マーカーを引きすぎると、どこが重要なのかわからなくなるので
「1ページで5か所まで」
など、数を決めると良いですね。
人間の記憶は、思い出すたびに強く残る傾向にあります。
定期的に復習して、より強固な知識として蓄えていきましょう。
過去問を5周解く
過去問3年分も参考書と同じで、最低3週、できれば5周はやっておくと良いですね。
本試験では、まったく答えの検討もつかない問題がいくつも出題されます。
そのような問題に出くわして、あせらないようにするには「問題に慣れる」しかないのです。
だから、数多く問題に触れ合うことで問題に慣れていく必要があるんですよ。
問題を解く際のポイントとして
- 設問の意味を理解する
- 時間を意識して問題を解いていく
- 5択すべての選択肢の答えを把握する
設問を理解するには知識がないと難しいです。
参考書を利用しながら、すべての設問意図を理解するようにしてください。
問題を解くスピードも意識しよう
本試験は125問であり、1問にかけられる時間はそんなに多くはありません。
時間を意識して過去問を何回も解き、回答スピードを上げていくことも大切なポイントの1つです。
介護福祉士の試験、5つの選択肢から1つの正解を選ぶ5肢択一形式なります。
問題集では、5つの選択肢ごとに解説が記載されているので、その5つの回答もすべて抑えておきましょう。
こまかい積み重ねが、本試験での点数アップに必ずつながっていきます。
大変ですが、コツコツ勉強を積み重ねていきましょう!
多くの参考書に手を出さない!
いくつもの参考書を購入しても、全て中途半端になってしまうことが多いです。
2~3冊程度の参考書をしっかりと勉強したほうが効果的ですよ。
介護福祉士の試験は、1つの分野でも0点があると試験に落ちることになるので、中途半端な勉強はリスクが高い!
いろんな参考書を手をだしたせいで……
- 参考書を読んだが、内容を覚えていない
- 設問意図の理解があいまいである
- 選択肢の答えを覚えていない
これでは受かるはずもありませんよね…
多くの参考書には手をださずに、2~3冊程度を徹底的に勉強して、合格率をあげていきましょう。
介護福祉士の試験の概要、合格率などを紹介
介護福祉士試験の概要や合格率などは、過去の記事や「社会福祉振興・試験センターホームページ」で紹介しています。
詳しい内容は下記の記事やホームページを参考にして頂いて、ここでは軽く紹介させていただきますね。
介護福祉士試験の概要
①筆記試験
1月の4週目(日曜日)
②実技試験 ※受験ルートにより免除
3月の1週目(日曜日)
③申込期間
8月~9月(詳細は要確認)
④合格発表
3月下旬頃
⑤試験問題
125問 220分(午前・午後)
⑥試験内容
[1] 人間の尊厳と自立・介護の基本
[2]人間関係とコミュニケーション・コミュニケーション技術
[3]社会の理解
[4]生活支援技術
[5]介護過程
[6]発達と老化の理解
[7]認知症の理解
[8]障害の理解
[9]こころとからだのしくみ
[10]医療的ケア
[11]総合問題
問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者
上記を満たした者のうち、以下の試験科目11科目群すべてにおいて得点があった者
介護福祉士試験、近年の合格率
介護福祉士試験の近年の合格率は以下の通りです。
青い棒グラフ | 赤い棒グラフ | 黄色い折れ線グラフ |
受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
直近の5年間では約7割の人が試験を合格しています。
合格点は毎年6割程度、75点くらいですね。(125問中)
合格率や合格のボーダーラインは毎年変動しますが、近年は
- 合格率7割ほど
- 合格点は75点前後
が多くなっていますね。
1発合格の私から介護福祉士試験についてのアドバイス!
自分がお伝えしておきたいアドバイスの内容は3点です。
- 介護福祉士の通信講座や模擬試験について
- 勉強時間はどのくらい必要?
- 勉強の習慣化を意識しよう
介護福祉士受験の際に、通信講座や模擬試験は受けたほうが良いのか?
勉強時間はどのくらい必要なのか?
などなど……
勉強について不安になることも多いのではないでしょうか?
上記の3点について、実際に受験をした経験からお伝えしていきます。
通信講座や模擬試験について
介護福祉士の資格取得の通信講座、模擬試験を色々な会社が取り扱っています。
おおよその値段は以下の通り。
- 通信講座:約3万円~5万円
- 模擬試験:約1万円
まず結論からいいますと、参考書と過去問をひたすら勉強すれば、独学でも試験に受かることは可能です。
しかし、以下に挙げる人は、通信講座や模擬試験などを利用しての受験をおすすめしますね。
- 参考書やテキストがあっても自分1人では勉強が難しい
- 勉強で分からない部分を質問したい
- 自分の知識をどうしても確認しておきたい
自分1人での勉強が不安な人は、色々な企業が通信講座を開催してるので、チェックしてみてくださいね。
自分は実際に「ユーキャンの通信講座」を受講して学習しました。
別の記事にて詳しいレビューを書いているので、受講を考えている人はチェックしてみてください。
勉強時間はどのくらい必要?
介護福祉士試験の勉強期間は、6カ月ほどみておくと良いですよ。
最低でも3カ月間は、期間を設けて勉強していきましょう。
介護福祉士試験に合格に必要は勉強時間は250時間だといわれています。
1日2~3時間で約3カ月で終わる計算になりますよね。
ネットなどを見ていると
- たったの1カ月で合格できた
- このテキストを読むだけで合格できた
など、とても簡単に合格できるような印象を受けることもあります。
このような例は、あくまで「結果論」として認識しておいてください。
他の人の成功体験は頭のスミに置いておいて、自分のやるべきことをコツコツ続けていきましょう。
勉強期間については、以下の記事にて詳しくお伝えしています。
勉強を習慣化する
勉強自体も大変な作業だと思いますが、それ以上に大変なのは「勉強の習慣を作ること」ですね。
忙しい中で資格の勉強は大変だと思いますが、毎日少しの時間でも勉強することをおすすめします。
- 休日だけだと習慣として定着しにくい
- 急な用事ができた場合に勉強時間が確保できない
- 毎日やれば予習・復習などの時間が短縮でき、知識としても定着しやすい
いきなり「1日に3時間勉強しよう!」と意気込むと継続が難しいので、毎日・1日30分程度から始める方が継続しやすいですよ。
介護福祉士を入り口として、キャリアアップを目指していこう!
介護福祉士の試験に合格していないのに、お伝えすることではないかもしれません。
しかしとても大切で意識して欲しいことなので、この場でお伝えしておきます。
介護福祉士の資格取得はゴールではなく「スタート」だと意識してください。
キャリアアップを目指すべき理由は
「働き方や、働く場所を自分で選択できる権利を得るため」
です。
介護福祉士は「介護士の基本的な資格」であり、介護の仕事についている人はほとんどの人が資格を持っています。
こうお伝えする理由は、自分の職場での実体験に基づいているんです。
自分の会社では、キャリアアップを目指す人が少ない。
「今の給料で満足しているから、余計な仕事を任されたくないから」
という理由だそうです……
介護職は体力勝負、いつまで体がもつか分からないし、いつまで会社が存在するかも分からない…
自分自身にいろんな知識やスキルを持っていたほうが、働き方や働く場所を選択できます。
なので、いろんなことに挑戦して仕事の幅が広げていってください。
リーダー職や資格取得のメリットについて
昇給や昇格を目指してリーダーになれば、色々な経験を積めます。
リーダー経験者は転職の際に有利に働くので、経験しておいたほうが絶対に良いですよ。
資格はもちろんあった方が強いです。
ケアマネや社会福祉士があれば、就職には困りません。
事務的な仕事が多いので、現場仕事より体は楽に働くことができますよ。
与えられる仕事より、自分で選択した仕事の方が何倍もおもしろいしやる気になれます!
ぜひとも自分自身にスキルや経験などを身につけ、選択できる働きかたをしてください。
別の記事にて、「介護福祉士のキャリアアップ」について解説しています。
興味のある人、ぜひ読んでみてください。
まとめ:介護福祉士試験対策のテキストはユーキャンがおすすめ!数冊を繰り返し勉強しよう!
介護福祉士試験対策におすすめな参考書は2冊。
- ユーキャンの介護福祉士 速習テキスト&重要問題集
- ユーキャンの介護福祉士 よく分かる!過去5年問題集
おすすめ参考書2冊
ユーキャン以外の参考書でおすすめなのは……
中央法規の「国試ナビ」と「過去問解説集」ですね。
- 読むときには声に出して読む
- 重要な部分はマーカーを引く
- 1日後、1週間後、1か月後に復習する
- 設問の意味を理解する
- 時間を意識して問題を解いていく
- 5択すべての選択肢の答えを把握する
勉強期間は6カ月ほど確保し、勉強を習慣にしながら継続していきましょう。
参考書に関しては、無理にユーキャンの参考書でなくても、実際に自分が読みやすくて理解しやすいものを選んだ方が良いですよ。
もう1つ、介護福祉士試験を受けるにあたり覚えておいて欲しいことがあります。
繰り返しになりますが
介護福祉士試験を合格するのに近道や裏技はない
ということです。
「参考書にて知識を学び、過去問で知識の確認をする。」
それの繰り返しが、介護福祉士試験の合格の1番確実な方法なのです。
合格率は約70%なので、参考書と過去問を使いながらしっかり勉強すれば、必ず試験に受かることができます!
介護福祉士試験を受験するかたの「合格」を心から願っています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
それではまた!