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社会福祉士の資格取得にかかる費用を現役職員が10分で詳しく解説!

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社会福祉士の資格取得にかかる費用を現役職員が10分で詳しく解説!

相談者
相談者
社会福祉士の資格に興味があるけど、どれくらいの費用がかかるのかな?必要な要件なんかも知りたいな……

 

このように、社会福祉士の資格取得にかかる費用について、悩みや疑問がある人もいるのではないでしょうか。

 

実はこの記事を読めば、社会福祉士の資格取得にかかる費用が、簡単に理解できるんです。

 

自分も過去に同じ悩みや疑問を抱えており、色々と調べながら社会福祉士の資格を取得した経験があります。

 

実体験をもとに、「社会福祉士の資格取得にかかる費用」についてお伝えしていきますね。

 

この記事で解決できる疑問や悩み

・社会福祉士の資格はどうとるの?

・社会福祉士の資格取得にかかる費用はどのくらい?

・資格取得のために通う大学・養成施設の選び方

・社会福祉士の資格取得にかかる費用を負担する制度について

 

この記事を読めば、社会福祉士の資格取得にかかる費用や、学校・施設の選びかたなどが簡単に理解できますよ。

 

【この記事を書いた人】しゅうへい・ジャパン

【職業】介護職員、ケアマネジャー

【趣味】筋トレ、読書、アニメ鑑賞など

社会福祉士の資格取得の経験から”社福の資格取得にかかる費用”についてお伝えします。

 

 

この記事の信頼性:介護福祉士、ケアマネ、社会福祉士の資格を取得しています。

 

 

 

 

社会福祉士の資格はどうやってとれるの?

社会福祉士の資格をとる場合、以下の12個のルートのいずれかにそって受験資格を得る必要があります。

 

社会福祉士の受験資格取得ルート図

 

注意点としては、どのルートでも国家試験に合格する必要があるということです。

一般、短期養成施設については、後ほど解説していきます。

 

社会福祉士の資格取得を目指すときには、自分がどのルートで受験資格をとるべきか、しっかり確認しておきましょう。

 

働きながら資格取得を目指す場合、第1号ルートや第3号ルートで受験資格取得を目指す人が多いです。

 

社会福祉士の試験の難易度について、他の記事で詳しくお伝えしています。

興味がある方はチェックしてみてください。

 

受験資格を取得するルートについて

福祉系の4年生大学、短期大学を卒業している場合

・福祉大学(短期大学)卒業+指定科目履修+相談援助実務(短大のみ)

・福祉大学(短期大学)卒業+基礎科目履修+相談実務(短大のみ)+短期養成施設

 

一般の大学、短大を卒業している場合

・一般大学(短大)+相談実務(短大の場合)+一般養成施設等(1年以上)

 

社会福祉主事養成機関に通う場合

社会福祉主事養成機関+相談援助実務+短期養成施設

※社会福祉主事養成機関について、詳しくは厚生労働省ホームページで検索できます

社会福祉主事養成機関についてはこちら

 

実務経験を積んで試験を受ける場合

・相談援助実務4年

指定の職種の実務経験4年+短期養成施設

※指定の職種5種とは

  1. 児童福祉司
  2. 身体障がい者福祉司
  3. 知的障がい者福祉司
  4. 査察指導員
  5. 老人福祉指導主事

※実務経験について、詳しくはホームページにて確認してください。

社会福祉振興・試験センター、実務経験について

 

選択するルートによってかかる費用や年数がことなるので、自分が選択するルートをよく確認しておきましょう。

 

社会福祉士の資格の取りかたについては、別の記事で詳しくお伝えしています。

 

社会福祉士の資格取得にかかる費用はどれくらい?

上記でも説明しましたが、選択するルートによってかかる費用、年数は大きく違ってくるんですよね。

 

この見出しでは、大学や一般・短期養成施設に通った場合にかかる費用に加えて、通信講座や受験料についてお伝えしていきます。

 

受験資格を取得するルート別、必要な費用と年数

ルート かかる費用 期間
福祉大学卒業 約400万円 4年(編入あり)
一般養成施設 50~100万円 1年以上
短期養成施設 30~40万円 6ヵ月以上

 

通信講座の費用と試験の受験料について

通信講座を受講する場合にかかる費用と期間

通信講座:約5万円

学習期間:約6ヵ月

 

受験料と登録料

社会福祉士の受験料:1万9,370円

登録料:1万5,000円

 

自分の選んだルートでどのくらいの費用がかかり、どの程度の期間が必要なのか確認してみてください。

 

それぞれのルートや通信講座について、詳しい金額など具体例をあげながらお伝えしていきます。

 

福祉系の大学に通う場合

福祉系の大学を卒業する場合、日中に通うか・通信課程で学ぶか、大きく分けて2通りの方法があります。

福祉系大学での学びかた

  1. 日中に大学へ通う
  2. 通信課程で学ぶ

(➀➁ともにスクーリング、実習あり)

※実務経験があれば実習免除になる方もいます。

 

いずれの方法でも社会福祉士の受験資格を得ることができますが、かかる費用に差がでてくるんです。

具体的な大学を3つほど例にあげてお伝えしていきますね。

 

日中に大学へ通い卒業するケース

大学名 学費
日本福祉大学 初年度131万円(2年目以降確認)
東京福祉大学 初年度145万(2~4年で約340万円)
東海大学 初年度152万円(4年で500万円)

 

大学の通信課程で学ぶケース

大学名 学費
日本福祉大学 133万円(4年)
東京通信大学 約104万円(4年)
佛教大学 87万5,000円(4年)

 

日中、通信課程ともに2年、3年次編入する場合には、学費は安くなります。

 

福祉系の大学を4年通って卒業する場合、400万円以上のお金がかかります。

大学によっては500~600万円ほどかかるケースもあるんです。

 

一方、通信課程で大学に通う場合は、80~100万円ほどの費用で卒業でき、受験資格を得ることができます。

 

大学卒業ルートを選択する場合、生活スタイルや費用などを考慮して、通う大学・学びかたを選んでいきましょう。

 

一般養成施設に通う場合

一般養成施設に通うケースは、以下のいずれかにあてはまる人が対象です。

一般養成施設に通って受験資格を得る対象の人

  • 一般の4年制大学を卒業
  • 一般の3年制短大を卒業し、相談援助員としての実務経験1年以上
  • 一般の2年制短大を卒業し、相談援助員としての実務経験2年以上
  • 相談援助員の実務経験4年以上

 

一般養成施設に通う期間:約1年~1年10ヵ月

かかる費用:約40万~100万円

 

学習スタイルとしては以下の3通りになります。

一般養成施設での学びかた

日中に通学する:学費は高め

夜間に通学する:学費は日中と通信の間くらい

通信学習:学費低め

 

一般養成施設の一覧とかかる費用については、下記のサイトを参考にしてください。

 

短期養成施設に通う場合

短期養成施設に通って受験資格を得る人は、以下のいずれかにあてはまる人です。

短期養成施設に通い受験資格を得る対象の人

  • 福祉系大学4年で基礎科目履修している
  • 福祉系短期大学3年で基礎科目履修している+相談援助の実務経験1年以上
  • 福祉系短期大学2年で基礎科目履修している+相談援助の実務経験2年以上
  • 指定職種の相談援助実務4年

 

短期養成施設一覧は下記のサイトを参考にしてください。

 

短期養成施設にかかる費用:約40万円

学習期間:約9カ月

※通う施設や実習の有無でかかる費用がことなります。

 

社会福祉士の通信講座を受ける費用について

社会福祉士の国家試験に向けて「通信講座」を受講する場合、学費などに加えて講座の費用がかかります。

 

参考書を使って独学で勉強することも可能ですが……

  • どうやって勉強して良いか分からない……
  • 効率的な勉強がしたい……
  • 分からない部分は誰かに質問したい……

上記にあてはまるような人は、社会福祉士の通信講座の受講を検討してみてください。

 

具体的に通信講座を扱っている会社と費用について、例をあげてお伝えしていきます。

 

人気の社会福祉士通信講座3選
  1. ユーキャン
  2. アガルート
  3. 資格の大原

 

上記の3つの通信講座について、内容などを解説していきますね。

 

社会福祉士通信講座➀:ユーキャン

通信講座費用:5万9,000円

学習期間:7カ月

 

テキストで自己学習して、過去問や添削課題を解きながら勉強していくスタイルです。

メインのテキスト5冊と問題集など、効率的に学習できるカリキュラムとなっていますよ。

 

分からない部分はメールや郵便で質問でき、講義動画やミニテストで学ぶこともできます。

ユーキャンの講座で、過去10年間に4,000人以上の人が試験に合格しているんです。

 

実績もありますし、「ユーキャン」という有名企業なので信頼性もありますよね。

 

 

下記の記事では、実際にユーキャンの通信講座で勉強したときのメリットなどをお伝えしています。

 

社会福祉士通信講座➁:アガルート

通信講座費用:5万9,800円

学習期間

具体的に記載はされていませんが、教材の発送や講義動画が視聴できるのは、試験前約10カ月前から。

 

講義動画をみてから、配布される過去問を解いていく勉強スタイルですね。

疑問に思ったことは、講師に回数無制限で質問ができますよ。

 

さらに一定の条件を満たすことで、1万円分のギフト券がもらえたり、通信講座の費用全額が返金される特典もあります。

 

 

社会福祉士通信講座➂:資格の大原

通信講座費用:6万8,200円

学習期間:約6ヵ月

 

ウェブの講義で学びながら、テキストで勉強していくスタイルです。

教材が少なく効率的に勉強できる講座になっており、3回の模擬試験もついているので、問題を解く力もつく内容ですね。

分からない箇所があれば、質問フォームや電話での問い合わせが可能となっています。

 

 

社会福祉士の受験料や登録料について

社会福祉士の国家試験を受験するときや、合格後に社会福祉士として登録するときにも費用がかかります。

社会福祉士の受験料:1万9,370円

登録料:1万5,000円

 

社会福祉士の国家試験に合格しただけでは、社会福祉士としての資格はありません。

登録手続きを完了して、はじめて「社会福祉士」として認められるので注意してくださいね。

 

社会福祉士の資格取得のための大学・養成施設の選びかたとは?

社会福祉士の資格をとる際には、ルートにより福祉系大学や一般養成施設などに通う必要があります。

 

福祉系大学や一般養成施設は……

  • かかる費用
  • 勉強スタイル
  • 学ぶ時間帯

これらが異なり選択肢も多いので、選ぶのが難しいかもしれません。

 

自分がおすすめする、大学・養成施設の選びかたのポイントはつぎの3点です。

 

おすすめな大学・施設の選びかた
  1. 費用で選ぶ
  2. アクセスの良さで選ぶ
  3. 勉強スタイルで選ぶ

 

できる限り費用を安くしたいなら、通信制の大学・一般養成施設がおすすめになります。

アクセスの良さで選ぶなら、費用は高くても近い大学・施設が通いやすいですよね。

 

選ぶポイントさえ抑えておけば、大学・施設選びがスムーズに進みますよ。

 

上記の選びかた3点について、少し解説を加えていきます。

 

①:費用で選ぶ

通う福祉系の大学や一般養成施設を、「かかる費用」で選ぶ方法です。

福祉系大学に通う場合、日中に通えば400万円以上でも、通信課程なら100万円程度ですみます。

 

通学と通信では、かなりの費用の差がありますよね……

もちろん、大学ごとに費用もことなります。

 

一般養成施設でも、40万円ほどで卒業できる施設もあれば、100万円以上かかる施設もあり、金額の差は大きいです。

 

金額で通う施設を選ぶ場合は、実習アリ・ナシも含めて、費用をしっかり確認しておきましょう。

 

➁:アクセスの良さで選ぶ

通う施設をアクセスの良さで選ぶ方法です。

 

働きながら資格をとる人などは、通勤経路に大学・施設があれば通いやすいですよね。

また、大学に通う場合は家から近いほうが通いやすいし、スクーリングも近所のほうが受講しやすくなります。

 

通うのに時間がかかっていては、課題レポート作成や受験勉強の妨げになりますからね……

 

施設選びにおいて、かかる費用は考えないといけません。

しかし、日々の学習に課題レポートのことなど考えると、「アクセスの良さ」も同等に大切なポイントになります。

 

大学・施設選びの際には、アクセスについても意識しておくと良いですね。

 

働きながら社会福祉士の資格をとるケースについて、下記の記事でお伝えしています。

 

➂:勉強スタイルで選ぶ

通う施設を勉強スタイルで選ぶのも、施設選びの1つの方法です。

  • 日中に大学に通うか、通信課程で学ぶか
  • 一般養成施設は通学か通信、または夜間に通うか

などなど……

 

働きながら資格を目指す場合、通信課程を選択したほうが、勉強やスクーリングの都合がつけやすいです。

また、4年間大学に通い、基礎知識をしっかりと身につける道もありますよね。

 

自分に合う勉強スタイルで大学・施設を選ぶのも、選択方法の1つだと確認しておいてください。

 

社会福祉士の資格にかかる費用を負担する制度とは?

大学を卒業したり、実務経験をつんだりと、社会福祉士の資格をとるには結構な費用がかかります。

実は国の制度を利用すると、資格取得の費用が安くなるケースがあるんです。

 

その制度が以下の2つになります。

社会福祉士の資格取得費用を負担してくれる制度

  • 社会福祉士修学資金貸与制度
  • 教育訓練給付金制度

 

一般養成施設に通う際や通信講座を受講する際、かかる費用の何割かを負担してくれたり、貸し付けをしてくれたりする制度です。

 

制度を利用したい場合には、ハローワークや行政への問い合わせが必要になります。

自分に受給資格があるかの確認や、受給申請が必要になるからですね。

 

貸与制度や給付金制度について、詳しくお伝えしていきます。

 

「社会福祉士修学資金貸与制度」について

社会福祉士養成施設に入学を予定している(在学中も含む)人へ、在学期間に限り費用を貸し付けてくれる制度です。

 

具体的な金額は……

  • 月額5万円以内
  • 入学準備金20万円以内
  • 就職準備金20万円以内

施設の卒業後、社会福祉士として相談援助職にて5年間働くと、返済が免除となります。

 

詳しくは厚生労働省のホームページを確認してください。

 

「教育訓練給付制度」について

雇用の安定と促進を目的としており、厚生労働大臣が指定した教育訓練を受けた場合、費用の一部が支給される制度です。

 

具体的には、対象者に費用の20~50%ほどが支給されます。

 

受給の申請や確認などは、管轄するハローワークで受け付けていますよ。

制度の利用を考えている人は、ハローワークに問い合わせてみてください。

 

詳しくは厚生労働省のホームページで確認できます。

 

【実体験】私が実際に資格をとるのにかかった費用は○○万円!

自分は介護施設の現場職員として、働きながら社会福祉士の資格をとりました。

実際にかかった金額は約60万円ですね。

 

受験資格の取得ルートは「第3号」の一般大学を卒業し、一般養成施設に通うルートになります。

 

具体的な内訳は……

私が社会福祉士の資格をとるのにかかった費用

  • 一般養成施設学費(実習あり):45万円
  • 教材費:6万5,000円
  • 交通費:3万円
  • 受験料:1万5,000円(2020年)
  • 登録料:1万5,000円
  • 雑費:2万円(通信費や実習のときに買った靴や洋服代金など)

 

スクーリング2週間、実習23日間、受験でかかった費用になります

 

介護士として現場業務についていても、相談業務ではないので実習は免除になりませんでした。

実習免除の人は、5万円以上費用が安くなります。

 

また、実習施設が自宅から遠かったので、交通費も結構かかりましたね……

実習先は養成施設側が決めることが多く、通うのに時間がかかる場合もあるんです。

自分と同じクラスの人は、始発でも間に合わない施設での実習でした……

実習時間を遅らせるなどして対応してましたね。

 

働きながら学校に通い、スクーリングや実習もこなしながら試験の勉強もする……

さらに、1カ月に3~5本のレポート提出もありました。

 

働きながら資格取得を目指す人は結構忙しくなるので、そこを覚悟しておいたほうが良いですね。

こまかい費用に関して気になる人は、通う先の施設や大学にあらかじめ確認しておきましょう。

 

社会福祉士の資格にかかる費用まとめ:受験資格取得ルートをよく確認し、自分に合った学びかたを選択しよう!

社会福祉士の受験資格をとるための方法は、以下の12個のルートになります。

 

社会福祉士の受験資格取得ルート図

※どのルートを選択しても、最終的には「国家試験の合格」が必要になります。

 

受験資格を取得するルート別、かかる費用と年数

ルート かかる費用 期間
福祉大学卒業 約400万円 4年(編入あり)
一般養成施設 50~100万円 1年以上
短期養成施設 30~40万円 6ヵ月以上

 

通信講座の費用と試験の受験料について

  • 通信講座:約5万円
  • 学習期間:約6ヵ月

 

社会福祉士の受験料と登録料

  • 社会福祉士の受験料:1万9,370円
  • 登録料:1万5,000円

 

大学・養成施設の選びかた3選
  1. 費用で選ぶ
  2. アクセスの良さで選ぶ
  3. 勉強スタイルで選ぶ

 

社会福祉士資格に関する貸与・給付金制度
  • 社会福祉士修学資金貸与制度
  • 教育訓練給付金制度

 

社会福祉士の資格は、取得するのに結構な費用がかかります。

しかし、働ける場所の選択肢が広がったり、自分の成長につながったりと、メリットも多い資格なんです。

それは自分が資格をとったからこそ、お伝えできることなんですよね。

 

社会問題が複雑化、多様化している今、社会福祉士の需要は大きく、今後も増大していく可能性が大きいです。

しかし、福祉関係全般はもちろん、社会福祉士の人材も足りていません。

 

  • 社会問題に貢献したい
  • 知識を学び、少しでも困っている人を助けたい
  • 自分の成長につなげて可能性を広げたい

社会問題への取り組みや自身の成長に興味がある人、ぜひ社会福祉士を目指してください。

 

成長に必ずつながりますし、周りの人を豊かにできる知識や技術が手に入ります

以上、「経験者は語る」でした。

 

 

「社会福祉士の費用」についての記事はここまで。

長文、最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

それではまた!