ケアマネ試験の独学について現役職員1発合格の私が詳しく解説します

ケアマネ資格を目指している人で、このような悩みをお持ちのかたもいるんではないでしょうか?
実は、この記事を読めば「ケアマネ試験の独学について」の疑問が解決できてしまうんです。
理由は、自分自身がケアマネ試験に1回で合格しているからですね。
まわりにもケアマネ資格を持っている人が多いので、その人達からも独学について話を聞いています。
自分の経験と同僚からの情報より、「ケアマネ試験の独学について」をお伝えすることができますよ。
・ケアマネ試験は独学で受かるの?
・独学で勉強するときのおすすめ勉強法と参考書
・独学で勉強するときのメリット・デメリット
・通信講座って有益なの?
・試験のときのポイント
この記事を読めば、「ケアマネ試験の独学について」簡単に理解できますよ。
また、ケアマネ試験の勉強方法や通信講座についても書いていますので、ぜひチェックしてみてください。

この記事を書いた人:しゅうへい・ジャパン
職業:高齢者福祉施設勤務
趣味:筋トレ・読書・Twitterなど
ケアマネ歴10年以上の経験から、ケアマネ試験の独学についてお伝えします。
この記事の信頼性:介護福祉士・ケアマネ・社会福祉士の資格を所有しています。

ケアマネ試験は独学でも合格できるの?

結論から言いますと、ケアマネ試験は独学でも合格は可能です。
実際に自分も独学で勉強して、ケアマネ試験を1発で合格できています。
自分の会社の同僚も、参考書などを購入して独学で勉強する人が多かったですね。
しかし、「誰でも・どんなやり方でも」勉強さえしていれば受かる試験ではありません。
しっかりとポイントを押さえて、計画的な勉強をしていかないと試験の合格は難しいですね。
実際に自分が勉強していて、合格に必要だと思ったポイントが3点あります。
ケアマネ試験の勉強ポイント3選
- 余裕をもった勉強のスケジュールを立てること
- できるだけ毎日勉強すること
- 効率的に勉強すること
計画性を持って早めに準備をしつつ毎日勉強していけば、独学でも試験には合格できますよ。
試験合格のポイント3点について、具体的に説明していきます。
ポイント➀:余裕を持ったスケジュールをくむ
ケアマネ試験は毎年10月に行われます。
勉強の期間は、6ヵ月~1年くらいとっておくと良いですね。
自分がとった勉強期間は、6~7カ月ほどです。
勉強期間が1年以上だと、気持ちがだらけてしまいモチベーションの維持が難しい。
6ヵ月より短いと、試験期日に勉強が間に合わない可能性があります。
仕事やプライベートなど、毎日忙しいなかで資格取得を目指す人も多いです。
なので、勉強のスケジュールは余裕をもってたてておきましょう。
しっかりと計画を立てることで、試験合格がぐっと近づきますよ。
ポイント②:毎日勉強する
勉強を始めたら、初めは「勉強は毎日する」ことをおすすめします。
1日10分、問題を1つ解くだけでもかまいません。
大切なのは、勉強の習慣をつけること。
勉強を始めたばかりだと、集中することも難しいし、勉強の優先順位が低い状態にありますよね?
だから、最初は「勉強習慣」をつけるためにも、毎日勉強していきましょう。
少しづつ、毎日勉強することが習慣となり、最初10分だったのが20分、30分と長くなっていきます。
勉強する習慣をつけて、少しづつでも毎日勉強していくことが大切なんですよ。
「毎日コツコツ」が、シンプルですが最強の資格攻略法になります。
ポイント③:効率的に勉強する
独学で勉強する場合、テキストと過去問題集を使って試験勉強をするのがおすすめですね。
あとで詳しく説明しますが、テキストを読んで過去問題集を解いていく流れになります。
この方法がシンプルかつ王道で、効果的な勉強方法なんです。
効率的にと書きましたが、もっと楽に、もっと簡単な勉強方法というのはお伝えすることができません。
理由は……
「簡単に試験に合格する方法はない!」
からです。
お伝えしたいのは「非効率な勉強方法は絶対に避けましょう!」ということ。
今から「非効率な勉強方法」の具体例を2つ挙げますので、以下の方法はマネしてはいけませんよ。
非効率勉強法➀:自分ノートに要点をまとめる
やりがちな勉強方法ですが、要点をノートにまとめる方法はおすすめできません。
- テキストがその役目を果たしているから
- まとめたことで満足して、まとめを学ぶ時間がない
- まとめて学ぶには出題範囲が広く時間が足りない
自分ノートの作成、多くの人がやりがちですが効率的ではありません。
要点まとめノートの役目はテキストにまかせて、時間は「テキストのインプット」と「過去問を解くアウトプット」に使いましょう。
非効率勉強法②:参考書をたくさん買って勉強する
多くの知識を吸収したいのは分かります。
しかし、色んな参考書を買って勉強する方法は効率的だといえません。
理由は、多くの参考書を買っても、勉強して「試験に役立つ知識」にするまでの時間が足りないからです。
ケアマネ試験の範囲は広く、テキスト1冊を完璧に覚えるには時間がかかります。
多くの参考書で勉強しても全て中途半端となり、問題を解く段階で「役に立たない知識」となってしまうんです。
テキストは2~3冊までにして、それらを完全にマスターするまで勉強したほうが、試験に役立つ知識が身につきますよ。
ケアマネ試験、独学でのおすすめ勉強法

ケアマネ試験にて、独学で勉強する場合にはテキストと過去問題集が必須となります。
上記で少し触れましたが
「テキストを読み込んでインプット⇒過去問題集で問題を解いてアウトプット」
という流れで、試験勉強を進めていくのが効果的ですよ。
- テキストだけ買って読み込む
- 過去問題集だけひたすら解く
どちらか一方だけだと、問題の意味が分からなかったり、実際の問題の解き方が分からなかったりします。
テキストで知識を学び、過去問題集で問題の解きかたや、出題のクセなどを学んでいきます。
具体的には……
- 1冊のテキストを3~5周、読み込んでインプット
- 同じく、過去問題集を3~5周、ひたすら問題を解いてアウトプット
この2つの方法を行うだけです。
簡単ですよね?
やることはとてもシンプルですが、「シンプル・イズ・ベスト」の言葉どおりベストな勉強方法なんですよ。
自分がおすすめする勉強法はシンプルです。
「テキストを読み込んでインプットして、過去問題集にてアウトプットしていく」
この方法で、ケアマネ試験1発合格できていますよ。
別の記事では、より詳しく「ケアマネ試験の勉強法」を解説しています。
ぜひ参考にしてみてください。
ケアマネ試験、独学で使うおすすめ参考書

自分がおすすめする参考書、出版社が2つあります。
私がおすすめする「ケアマネ試験対策の参考書」2選
- ユーキャンの「ケアマネジャー速習レッスン」と「過去問完全解説」
- 中央法規の「ケアマネジャー試験ナビ」と「過去問解説集」
どちらも解説が丁寧で理解しやすい参考書・過去問題集となっていますよ。
ユーキャンケアマネ速習レッスンと過去問解説集

中央法規のケアマネ試験ナビと過去問解説集

テキストと過去問は、同じ出版社のものを選びましょう。
リンクする部分もありますし、言葉の表現も同じなので覚えやすいですよ。
ユーキャンは、実際にケアマネ試験のときに使用した参考書です。
テキストも過去問も、試験のポイントをしっかり押さえていて、分かりやすく解説されています。
中央法規に関しては「社会福祉士」の勉強のときに使用して、解説は丁寧で理解しやすい参考書ですね。
中央法規の「見て覚えるシリーズ」は、試験会場に行くと多くの人が使っていておどろきました…
自分のおすすめの参考書……
- ユーキャンの「ケアマネジャー速習レッスン」と「過去問完全解説」
- 中央法規の「ケアマネジャー試験ナビ」と「過去問解説集」
2つの参考書について、もう少し詳しく解説していきます。
ユーキャンのテキストと過去問
ユーキャン速習レッスン
速習レッスンのほうは、インプット用のテキストとしての役割となります。
人気の参考書だけあって、使いやすいポイントが多いですよ。
ユーキャン速習レッスンの使いやすさポイント
- 表や図解が多く、見るだけで頭に入りやすい
- 過去に問題として出題された箇所を教えてくれる
- 各章の最後に予想・過去問題があり、勉強の習得度が理解できる。
「ケアマネ教科書の定番」と参考書に書いてありますが、間違いなくケアマネ試験の教科書といえる1冊になってます。

・過去問完全解説
過去5年分の問題を1冊にまとめ、各問題を丁寧に解説しているユーキャンの過去問題集になります。
過去5年の出題傾向と、分析と対策も学ぶことができるんですよ。
1問1問丁寧に解説されていて、選択肢ごとにこまかい解説も書いてあります。
さらに、各問題のポイントも説明されており、問題の解きかたがスムーズに学べる過去問題集なんです。

中央法規のテキストと過去問
・見て覚えるケアマネジャー試験ナビ
中央法規のケアマネ試験のテキスト的な役割である「見て覚えるケアマネジャー試験ナビ」。
1番のポイントは、オールカラーでとても見やすいことですね。
オールカラーで表や図解が見やすくなっており、文章だけでは分かりづらい内容も、スムーズに学ぶことができるんです。
各章にの終わりに「過去問チェック」があり、見て覚えたあとにすぐに問題を解くという流れが作られてます。
インプット⇒アウトプットを短い時間ですることで、知識として残りやすい工夫がされているんですよ。

・過去問解説集
ユーキャンと同じで、過去5年分の問題を解説している問題集です。
問題の解説はもちろん、こちらも選択肢ごとに丁寧な説明がされていますよ。
過去にどれだけ出題されているかも分かるし、解きかたのテクニックも問題ごとに書いある。
回答テクニックに加えて、出題傾向も把握できる1冊となってます。

スキマ時間には一問一答
テキストと過去問を繰り返し勉強すれば、試験に合格できる可能性は高くなります。
しかし……
- テキスト2冊だけの勉強では心配
- 早めに勉強を始めたので時間に余裕がある
- 少しでも空き時間などを有効活用したい
という人には、「一問一答」がおすすめですよ。
1度にまとまった勉強時間がとれないときや、スキマ時間の活用に一問一答が効果的。
多くの問題に触れることで、知識も問題を解くスピードも大きく変わってきます。
時間的・体力的な余裕があれば、一問一答にてコツコツ問題を解いていきましょう。
毎日の積みかさねが、合格への近道になります。
重複する点もありますが、ケアマネ試験対策のおすすめ参考書について、他の記事でもお伝えしています。
ケアマネ試験、独学のメリット・デメリットとは

ケアマネ試験に向けて勉強するときに、大きく分けて2通りの方法があります。
ケアマネ勉強法について
- 独学で参考書などを使って勉強する
- 通信講座などを活用してサポートを受けながら勉強する
自分は参考書を使って独学で合格できましたが、会社の同僚の中には「通信講座」を受講して試験に合格した人もいます。
最初に申し上げたとおり、ケアマネ試験は独学でも合格可能な試験です。
しかし、通信講座などと比べた場合、独学の勉強法にもメリット・デメリットが存在します。
独学でのメリット・デメリットについて
メリット3選
- 費用が安い
- 自分のペースで勉強できる
- 好きな参考書を選べる
デメリット3選
- 非効率な勉強になることもある
- モチベーションの維持が難しい
- スケジュール調整が困難である
自分が勉強して感じたメリット・デメリットについて、詳しく紹介していきます。
それぞれを把握しておけば、工夫次第で効率よく勉強することも可能ですよ。
独学でのメリット➀:費用が安い
独学で参考書を使って勉強する場合、通信講座などよりも費用が安く抑えられます。
参考書と通信講座の料金比較
- ケアマネ速習レッスン:2,860円
- 過去問完全解説:2,860円
- これだけ!一問一答:1,650円
合計:7,370円
- ユーキャンケアマネ:49,800円
- ヒューマンアカデミー:45,000円
- ニチイ:35,000円
- 三幸福祉カレッジ:36,300円
- 資格の大原:52,000円
※通信講座のコースや内容で金額がことなります。
参考書を使い独学で勉強する場合には、10,000円以下の費用で抑えられます。
一方、通信講座を利用すると、安価な講座でも35,000円ほどはかかってしまいますね。
ケアマネ試験の受験費用も10,000円近くかかるので、
「とにかく受験にかかる費用を安く抑えたい!」
という人は、独学で勉強することをおすすめします。
メリット②:自分のペースで勉強できる
自分のペースで勉強をすすめられるのが、独学での1つのメリットとなります。
独学で勉強する場合、スケジュールや勉強する順番は、自分で選択することが可能です。
しかし通信講座だと、ある程度のカリキュラムやスケジュールが決まっています。
独学のほうが勉強の自由度は高いですね。
勉強の順番やスケジュールを全部自分で決めたい場合、独学で勉強していきましょう。
メリット③:自分の使いやすい参考書を選べる
独学で勉強する場合には、自分で選んだ参考書で勉強できます。
通信講座などでは、送られてくる教材、決まった参考書で勉強することになりますね。
「すごく勉強しづらい教材」というのはないかもしれませんが、自分の使いやすい・使いづらいという差はでてきてしまいます。
書店などで、自分の使いやすそうな参考書を手に取って選べる。
そして、自分が使いやすい参考書で学べるという部分が、独学のメリットといえます。
独学でのデメリット➊:非効率な勉強法になる可能性あり
自分で勉強するときには、1人で勉強を進めていくことになりますよね?
すると、効果的でない非効率な勉強法になってしまう可能性もあるんです。
非効率な勉強方法の例
- テキストだけ読み込む
- ひたすら問題だけ解く
- 自分ノートを作成、それに時間と労力を投入する……など
一方、通信講座を利用すれば、ポイントを抑えた効果的な勉強ができます。
決まったカリキュラムをこなしていけば、自然と効率的な勉強になっていくのが、通信講座のメリットです。
しかも1人で勉強するわけではなく、分からない所や疑問に思うことは質問できます。
独学では勉強の自由度は高いですが、その代わり……
「効果的に勉強できない可能性もある」
それが、独学のデメリットの1つです。
デメリット❷:モチベーションの維持が難しい
独学では、自分1人で黙々と勉強を続けていくことになります。
- 自分は効果的な勉強ができているのか?
- 仕事で疲れているので、今日は休みたい
- まだまだ時間があるから、勉強はあとで良いや
1人で勉強していると、試験に対する不安や自分の体調、集中力不足など、勉強に対するモチベーションがさがることも多いです。
独学で勉強していくには、そのモチベーションをどう維持していくか?
それが、試験合格へのカギとなります。
デメリット❸:スケジュールを組むのが難しい
1人で勉強していくので、自分で勉強のスケジュールを組んでいかなければなりません。
勉強スケジュールの調整方法
- どの分野をどれだけやるか?
- どれだけ時間をかけるか?
- どこまでの勉強を目標とするか?
慣れないうちは、勉強の時間配分や進めかたなどがけっこう大変です。
ケアマネ試験の出題範囲が広く、どんだけのペースでやれば間に合うかも分からない。
自分のスケジュールも、時間があるとき・ないときがありますからね。
余裕を持ったスケジュールを組まないと、試験直前に詰め込まないといけない状況になります……
独学で勉強する際には、余裕を持ったスケジュールを組むことが重要になってきますよ。
ケアマネ通信講座ってどんなことするの?人気の講座も紹介します

ユーキャンや資格の大原など、いろいろな企業で「ケアマネジャー通信講座」を開催しています。
勉強方法は企業によって違うんですよ。
- 教材が送られてきて、その教材で自分で勉強する。
(質問は電話やメールで対応)
- DVDや動画にて、講義を視聴しながら学んでいく。
- 何日かスクーリングして学ぶ。(スクーリング以外は教材にて学ぶ)
自分で参考書を購入してしっかりと勉強すれば、ケアマネ試験の合格は可能です。
しかし、以下に挙げるようなかたは、「ケアマネ通信講座」を受けたほうが良いかもしれません。
こんな人はケアマネ通信講座を受講しよう!
- 調べても勉強する方法がわからない
- 参考書が多すぎて、どれで勉強すればよいか、どれが自分に合うか分からない
- 勉強に対するモチベーションが全然維持できない
- 勉強スケジュールをどう組んで良いかわからない
- 時間や労力をかけずに、効率的に勉強していきたい
通信講座は独学よりも費用がかかります。
その代わりに、「試験に受かるための効果的な勉強方法」を学ぶことができるんです。
実際に職場の同僚は1度試験に落ちていますが、2回目の挑戦で通信講座を受講して、合格しています。
上記で挙げた「独学で勉強するには自信がない」という人は、いろいろな企業の通信講座をチェックしてみると良いですよ。
自分に合った勉強スタイルが見つかるかもしれません。
ケアマネ通信講座のメリット・デメリット
独学での試験勉強にメリット・デメリットがあったように、通信講座にもメリット・デメリットがあります。
ケアマネ通信講座のメリット・デメリット
メリット
- 効率的な勉強
- スムーズなカリキュラムと質問できる環境
デメリット
- 費用が高額である
- 勉強の自由度が低い
通信講座は、独学に比べて安い金額ではありません。
講座を選ぶ際にはメリット・デメリットを把握し、各企業のサイトでしっかり調べてから受講を決定しましょう。
ケアマネ通信講座メリット➀:効率的な勉強
独学では効率的な勉強ができない可能性があります。
しかし、通信講座を提供しているのは、いわば「試験合格請負人」なわけです。
もちろん努力するのは自分自身ですが、試験に合格するための効率的な勉強の方法を提示してくれますよ。
ケアマネ通信講座メリット②:スムーズなカリキュラム、質問できる環境
独学の場合は、自分で勉強スケジュールを立てなければなりません。
慣れないうちはそれが結構大変なんです…
- 早く進めすぎて内容が知識として残ってなかったり
- 進めるのが遅すぎて、試験までに勉強が間に合わなかったり
通信講座では、ある程度決まったスケジュール・カリキュラムで勉強を進めていきます。
講座の期間も決まっているので、その期間の勉強で必要な知識が学べるスケジュールになっているんです。
さらに、独学では疑問点を自分で解決するのに対して、通信では質問できる環境も整っています。
分からない所や疑問点などが聞けるところは、大きなメリットですよね。
ケアマネ通信講座デメリット➊:費用が高い
独学で参考書を買うだけなら、10,000円もしないで資格の勉強ができます。
しかし、ケアマネの通信講座を利用すると、安くても30,000円ほど。
通信講座を受講したからといって、確実に受かるともかぎりません。
やはり「費用の高さ」は、ケアマネ通信講座の大きなデメリットといえます。
ケアマネ通信講座デメリット❷:勉強の自由度が低い
決まったカリキュラムに沿って勉強していくのが苦手な人もいます。
通信講座を利用すると、受講期間の関係から、ある程度のスケジュールとカリキュラムが決まってきます。
自分で勉強の計画を立てるのが苦手な人には良いかもしれません。
好きなように・好きな科目から自由に勉強していきたい人には、決まったスケジュールは逆にデメリットかもしれませんね。
人気のケアマネ通信講座を紹介
「ケアマネ通信講座っていろいろあるけど、どこが良いんだろう?」
なんて、迷う人もいるかもしれません。
いくつか「人気のケアマネ通信講座」を紹介していきますね。
- ユーキャン
- ヒューマンアカデミーたのまな
- 資格の大原
- ニチイ
- 三幸福祉カレッジ
それぞれの企業で金額や学習方法に違いがあるんです。
受講の金額や勉強方法など、それぞれについてお伝えしていきますね。
人気のケアマネ通信講座①:ユーキャン
「資格をとるならユーキャン!」と言われるほど、超有名な企業ですよね。
ケアマネ通信講座でも人気であり、2020年までに約80,000人もの合格者をだしている講座です。
信頼性と実績から、人気があるのも納得できますよね。
費用:49,800円
受講期間:6ヵ月
特徴:テキスト1冊について6回の添削・模擬試験添削1回
受講者限定で、ウェブにて講義動画やテストが用意されている。
人気のケアマネ通信講座②:ヒューマンアカデミーたのまな
「ヒューマンアカデミーたのまな」のケアマネ通信講座、おすすめサイトでは上位にランクインしています。
特徴としては、5000名以上に講義をして合格率66%という実績を残していること。
講義動画は10分ほどと短く、スキマ時間で学ぶことができますよ。
分からないことや疑問があれば、質問機能システムにて質問も可能です。
費用:ケアマネジャー合格総合講座:45,000円
ケアマネジャー合格講座DVDコース:33,000円
受講期間:3カ月(在籍は12カ月可能)
特徴:合格率66%と高い実績、ショート動画でスキマ時間に学べる利便性。
☞ヒューマンアカデミーたのまなのケアマネ通信講座をチェックする
人気のケアマネ通信講座③:資格の大原
資格の学校の大手である大原、大手がゆえに信頼性があり、安心して受講できる点が強みです。
また、ウェブで学んだり通学したりと、自分の生活スタイルに合った方法で学ぶことができますよ。
ケアマネの合格率は公表していませんが、他の資格では高い合格率をだしている実績があります。
費用
先行学習プラン:52,000円
ケアマネジャー合格コース:68,000円
受講期間:約5カ月
特徴:資格の大原という信頼性、自分で選べる学習スタイル
人気のケアマネ通信講座④:ニチイ
ニチイのケアマネ通信講座の修了生の合格率は69.2%、ケアマネ試験の合格率が約20%なので、約3倍になります。
- スクーリング+通信
- 通信学習
2種類から、自分の生活スタイルに合った学習方法が学べます。
電話や郵送、FAXなどで質問が可能。
また、講座費用が約35,000円と他の講座に比べて、価格が安くなっていますよ。
費用
通信+スクーリングコース:約70,000円
受講期間:4カ月 ※最短2カ月
通信コース:約35,000円
受講期間:6ヵ月 ※最短2カ月
特徴:修了生が合格率69.2%、通信講座の中でもコスパが良い。
人気のケアマネ通信講座⑤:三幸福祉カレッジ
三幸福祉カレッジの1番の特徴は、的中率79.3%のオリジナル教材にあります。
徹底した出題傾向の分析から、この高い的中率をたたきだしているんです!
また、修了生の合格率は71.4%、全国平均の3倍以上となってますね。
問題の的中率と合格者の実績から、信頼性がある通信講座といえるでしょう。
費用
筆記通信コース:33,000円
ウェブ学習コース:25,000円
※コースの種類が多数あり
受講期間:2カ月
特徴:修了生の合格率が71.4%、テキストの試験問題的中率79.3%。
以上、人気の通信講座を紹介させていただきました。
費用や受講期間、特徴などが企業によりことなるので、気になる講座はサイトでチェックしてみましょう。
他の記事では、実際にユーキャンの通信講座で勉強してみたレビューを書いています。
通信講座を検討しているかたは、ぜひチェックしてみてください。
ケアマネ試験についてのポイント

自分はケアマネ試験を1回で合格できていますが、しっかり勉強したつもりでも、本番では焦ることも多かったです。
全く知らない単語が出現したり、どう考えても分からない問題があったり…
しっかり問題を読んでいれば正解できた問題でも、場の雰囲気に飲まれて間違ってしまった問題もあります。
そんな不毛な経験から、自分の体験談をふまえて
「ケアマネ試験のこんなところに気をつけよう!」
というポイントを紹介していきます。
ただ読んだだけでは、「当たりまえのことだよな……」と思うかもしれません。
しかし、実際の試験の場では必ず焦る部分がでてきます。
今からお伝えするポイントを押さえて、取れるはずの点数を落とさないようにしてくださいね。
ポイント➀:まどわされるな!よく読んだら知ってる問題
ケアマネ試験は、いやらしい問題が出題されることが多いです。
さんざん勉強してきた内容でも、少し表現が違っていたり、単語が難しくなっていたりします。
よく読んだら知っている問題でも、焦りから「知らない問題」になってしまうんです。
落ち着いて問題をよく読めば、それは知っている問題である可能性大!
焦らすじっくり問題を解いていきましょう。
基本中の基本ですが、本番で意識するかしないかで点数は違ってくるはずです。
ポイント②:問題は口パクで2回読む、選択肢は2こ?3こ?
ケアマネ試験は、5つの選択肢から正解を複数選ぶ問題が多いです。
もちろん「2こ選びなさい」という問題で1こしか選ばないと不正解になりますよ。
ココをしっかりと抑えておきましょう。
よく問題を読んだら理解できる場合でも、選択した答えが足りなかったらアウト。
すっごくもったいないですよね…
たかが1点、しかしその1点で落ちてる人を何人も見てきました。
「問題は口パクで2回読む」、回答の個数や選択肢は絶対に間違わないように!
以上のポイント2点、しっかり意識していきましょう。
ケアマネ試験の独学について、まとめ:試験は独学でもOK!大切なのは自分に合った学習方法を実践すること!

ケアマネ試験は独学でも受かることができます。
自分で使いやすい参考書と過去問を選んで繰り返し勉強していけば、十分合格は可能ですよ。
- 余裕を持ったスケジュール
- 毎日勉強する
- 効率的な勉強法(非効率な勉強をさける)
- ③-1:テキストを3~5周読み込む
- ③-2:過去問を、同じく3~5周解いていく
ケアマネ試験対策おすすめ参考書
- ユーキャンの「ケアマネジャー速習レッスン」と「過去問完全解説」
- 中央法規の「ケアマネジャー試験ナビ」と「過去問解説集」
- プラスαで、スキマ時間などに「一問一答」もおすすめ!
独学のメリット・デメリットについて
- 費用が安い
- 自分のペースで勉強できる
- 自分の好きな参考書で学べる
- 非効率な勉強法になる可能性あり
- モチベーションの維持が難しい
- スケジュールを組むのが大変
通信講座のメリット
- 効果的な勉強方法
- スムーズなカリキュラム、質問できる環境
通信講座のデメリット
- 費用が高い
- 勉強の自由度が低い
ケアマネ試験ではここを注意!
- よく問題を読もう!一見わからなくても、じっくり見たら知ってる問題だ!
- 問題を口パクで2回読む、イージーミスをなくして確実に点を取ろう!
ケアマネ試験の合格率は約20%、決して簡単な試験ではありません。
しかし、余裕を持ったスケジュールと反復学習をすれば、独学でも合格可能な試験です。
大切なのは、自分に合った勉強スタイルで学んでいくこと。
独学でも通信講座を使っても、またはスクーリングでも、自分が学びやすい方法を選んでください。
そして、1番大切なことは「最後は自分自身で勉強していくこと」。
どんな方法でも、最後は自分自身の力で試験にのぞむこと、忘れないでくださいね。
そのときに、この記事が少しでもお役に立てればと思ってます。
記事を読んでくれたみなさまの合格を、心から願っています。
今回はここまで!
10,000字をこえる、長い文章になってしまいました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
それではまた!